電気の中継地点「新生駒変電所」におけるトラブル防止対策
甲子園球場約4倍の広さの新生駒変電所
発電所で作られた電気は、主に超高圧(500kV)の送電線で運ばれ、変電所で電圧を下げ、再び各地に電気を送り出しています。
新生駒変電所では、甲子園球場の約4倍(約15万m2)の広さの中に、電圧を変える変圧器や、とても大きなスイッチ(遮断器)が何十台もあり、ここから送り出される電気は、主に大阪市内に供給され都市部の経済活動を支えています。
普段からの備えでトラブルを未然に防ぐ
これらの機械にトラブルがあると、電気の品質を維持できないばかりか、最悪のケースでは電気を安定的にお届けできなくなるので、設備の巡視・点検は特に念入りに行います。2011年度の冬は電気の需給状況が厳しかったため、設備を止めて行う改修工事を比較的需要が緩くなる正月三箇日に協力会社のお力もお借りして作業を行いました。
また、普段から月に1回は模擬の事故復旧訓練を実施しています。訓練用のシミュレータ装置で様々なパターンの事故を模擬し、事故復旧訓練を行うことで、あらゆる事象を想定した復旧技術を身につけ、万が一の事象に備えています。
このようにプロの目による異常発見と日常からの備えにより、安定供給を守っています。
架空送電
安全・安定供給メニュー