電柱1本1本の巡視点検が安定供給の礎に
約270万本の電柱と約40万kmの電線を守る
「全てのお客さまに安全にそして安定して電気をお届けする」
その使命を果たすために、発電所から運んできた電気をお客さまにお届けするための設備の保全を担当するネットワーク技術部門では、約270万本の電柱、約40万kmの電線の全設備の巡視点検を定期的に、そして細心の注意を払って行っており、それは全て徒歩により人間の目で確認しながら行っています。
当然、険しい山奥や離島等においても、電気をお使い頂いているお客さまのために、同じように設備の点検作業にあたっています。
危険と隣り合わせの巡視点検作業
「1番険しい山では、約90本の電柱を巡視するのに、早朝に出発し、丸1日かかることもありあります」と語るのは、過酷な山間部での巡視点検の機会が多い和歌山支店のエリアを担当するネットワーク技術部門の現場作業員。
山間部の巡視点検作業では、巡視経路や危険箇所、連絡可能場所等の確認など、事前の準備作業を通常より入念に実施します。
また、険しい山奥での作業となるため、万が一に備えて、熊よけの鈴や吸引機(※蜂に刺された場合に体内に入った毒を排出するための応急処置用)、ロープ等を必ず持参しています。
作業現場は、けもの道のような道なき道。特に2011年度に発生した台風12号の影響で、土砂崩れや樹木の倒壊が多く発生し、現場に放置されている箇所も多くあるため、巡視経路を大きく迂回したり、倒木箇所を乗り越えながら山の中を進んでいきます。足元が非常に悪い中、勾配が急な傾斜地を移動する必要があり、常に滑落の危険性があるため、細心の注意を払いながら、一歩一歩山の登り下りを繰り返します。
このように、どのようなところでも電気を安定してお届けするために、山中にある1本1本の電柱までも責任を持って、人間の目で点検作業にあたっています。
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