おくりんの電気教室

省エネ

省エネとは、「省エネルギー」を短くした言葉で、電気のつけっぱなしなどのエネルギーのムダづかいをなくして、エネルギーを効率よく使うことをいいます。
でも、そもそも省エネって、どうして必要なのでしょうか?

省エネの必要性
省エネの必要性

「省エネ」って必要なの?

みなさんの生活を便利にしている電気やガス、ガソリンなどのもとになる石油や石炭、天然ガスなどの資源は、その量が限られています。
このままでは、エネルギー資源がなくなり、これまで通りの便利な生活ができなくなってしまう心配があります。そうならないよう、エネルギーをムダなく、上手に使っていく省エネが必要なのです。

「省エネ」には、どんないいことがあるの?

省エネはエネルギーを上手に使うというだけではなく、「地球の環境(かんきょう)を守ること」にも役立ちます。
電気を作るために石油や石炭を燃やしたり、機械や乗り物を動かしたりするときに出る二酸化炭素。これは温室効果ガスの一つで、増えすぎると地球全体が温かくなっていく「地球温暖化」の原因の一つとされています。地球全体の気温が上がると海の水が増えて陸地が減ったり、気候が変わったりと、人間や動物、植物がこれまで通りに生きていけなくなる可能性も。この地球温暖化を食い止めるためにも、一人ひとりが省エネを心がけることが大切です。

省エネをやってみよう
省エネをやってみよう

省エネってどうやるの?

家庭のエネルギー消費の多くは「電気」なので、まずは電気の使い方を見直す必要があります。電気を使う量を節約するために、どんなことを心がければいいでしょうか?

照明

部屋にだれもいないのに照明(電気)がついていることはありませんか。不要な照明はこまめに消しましょう。
また、白熱電球をLEDランプに取りかえると省エネになります。調光機能を使って明るさを調節することでも、省エネが可能です。

テレビ

画面の明るさや音の大きさはひかえめに。画面のホコリをふくと明るく見えます。エコモードがあれば活用しましょう。

エアコン

無理のない範囲(はんい)で、設定温度をひかえめに。(おすすめの設定温度:冷房(れいぼう)28度、暖房20度)

冷蔵庫

ドアの開け閉めを少なくしたり、熱いものは冷ましてから入れると省エネになります。

洗たく機

洗たく機の容量を守りながら、できるだけまとめ洗いをしましょう。

温水洗浄便座(おんすいせんじょうべんざ)

使った後はふたを閉めましょう。便座が冷えるのを防いで、次に使うときに便座を温める電気が省エネできます。

待機電力をなくして省エネ

上に書いた省エネの方法以外にも、「待機電力」をなくすことも省エネにつながります。
待機電力とは、スイッチが「切」の状態でもコンセントが入っているだけで使われてしまう電気のことです。テレビやビデオ、エアコンなどの電気製品は、タイマーやメモリー、時計などの機能をいつでも使えるようにしておくために、スイッチを切っても電気を使っています。
使わない機器はこまめに主電源を切ったり、コンセントをぬいたりする習慣をつけましょう。

おくりんからのコメント

日頃の生活でみなさんがちょっとしたことに気を付ければ、地球温暖化を防ぐことにつながります。自分ができることから始めてみましょう。