おくりんの電気教室

給電について

給電とは電気を供給すること。電気は大量に貯めておくことが難しいため、常に発電する量と使う量を同じにする必要があります。24時間365日、常に変化している電気の使用量に応じて、発電する量を調整しながら電気の流れる道すじを守っているのが、関西電力送配電の「給電」部門の仕事です。 

中央給電指令所と基幹系統給電所、給電制御所
中央給電指令所と基幹系統給電所、給電制御所

24時間365日、電気を監視(かんし)し、コントロールするのが、中央給電指令所と基幹系統給電所、そして給電制御(せいぎょ)所です。

中央給電指令所

中央給電指令所では、刻々と変化する電気の使用量に合わせて、常に発電量を調整し、電気の品質(周波数)を一定に保っています。
1日の電気の使われ方を、天気予報やイベント情報、過去の実績などからコンピューターを使って前日に予測して発電する量を計画。当日はコンピューターを使って、発電所に発電量の指示などを出します。

基幹系統給電所、給電制御所

基幹系統給電所と給電制御所は、電気が流れる道すじを守るところ。常に変化し続けている電気の流れを監視したり、電気の流れる量を調整したり、電気の通り道を切りかえたりしています。また、災害による停電など急なトラブルが起こっても素早く電気が送れるように的確な指示を出すのも役割の一つです。

おくりんからのコメント

中央給電指令所や基幹系統給電所、給電制御所では、自然災害などの急なトラブルにも素早く対応ができるように定期的に訓練しています。訓練設備を使っていろんな事故復旧訓練を行いながら、常に電気を安定して供給できるよう努めています。