国際放射線防護学会(IRPA)

報告書

商用周波電磁界の曝露限界に関する暫定ガイドライン(1990年)

世界保健機関(WHO)の環境保健基準35(電界)、69(磁界)の考え方をもとに最新の43編の論文を含めて評価。

国際放射線防護学会(IRPA)とは

放射線防護活動の国際的交流を目的として1966年に設立。1977年に国際非電離放射線委員会を発足させ、1990年に「商用周波電磁界の曝露限界に関する暫定ガイドライン」を発表。電磁界曝露限界値と各国の基準策定のための科学的データベースを提供。

1992年にIRPAの非電離放射線(電磁界、電波、光など)を扱う組織がIRPAから独立して国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)となった。

ICNIRPは1998年にこの暫定ガイドラインを改訂し、新たなガイドラインとして発表している。

電界・磁界の連続曝露限界値

区分 職業者 一般公衆
電界 10(kV/m) 5(kV/m)
磁界 5,000(ミリガウス) 1,000(ミリガウス)

電磁界に対する専門機関の評価など 一覧