国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)

時間変化する電界、磁界及び電磁界への曝露制限のためのガイドライン

時間変化する電界および磁界へのばく露制限に関するガイドライン (2010年)

ICNIRPが1998年に作成した「時間変化する電界、磁界及び電磁界への曝露制限のためのガイドライン」のうち1ヘルツ~100キロヘルツの部分は、本ガイドラインに置き換えられている。

国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)とは

放射線防護活動の国際的交流を目的として設立された国際放射線防護学会(IRPA)が、非電離放射線に関する新しい独立専門組織として1992年に設立。様々な種類の非電離放射線に関連する可能性の考えられる生物影響を調査し、非電離放射線曝露限度に関する国際指針を作成し、非電離放射線のあらゆる問題を扱うために活動。

ICNIRPの見解

  • 低周波の磁界への長期ばく露が小児白血病のリスク上昇と因果的に関連することについての科学的証拠は、ばく露ガイドラインの根拠とするには非常に弱い。
  • 表面電荷の知覚、神経および筋組織の刺激、網膜閃光現象※の誘発が、唯一の十分に確立された健康への影響であり、ガイドラインの根拠とすることができる。

※微弱な光の点滅を視野周辺部に感じる現象で、健康への悪影響とはみなされていない。

Webサイト

国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)

ICNIRPガイドライン(英語版)

ICNIRPガイドライン(日本語版)

第4回国際非電離放射線ワークショップ

電磁界に対する専門機関の評価など 一覧