電磁波に関するよくあるご質問

電磁波について、よくお問い合わせいただく疑問や質問をまとめました。
電磁波って何?

電磁波とは、どんなものですか?

電気の流れるところに発生するもので、電界と磁界が組み合わさって、遠くまで波のように伝わるものをいいます。

電磁界という言葉も聞きますが、電磁波とはちがうのですか?

送電線などの電力設備から発生する電磁波は、波としての性質はほとんどないため、電磁波とは区別して「電磁界」と呼ぶこともあります。

電磁波は、周波数により性質が異なります。送電線などの電力設備から発生する電磁波は、1秒間に60回振幅(周波数が60ヘルツ)しながら進みます。電磁波は光と同じように、1秒間に約30万km進むので、周波数60ヘルツの電磁波の波長は非常に長く約5,000km(30万km÷60回=5,000km/1回)、アメリカ大陸を横断するほどの長さがあります※。そのため、波としての性質はほとんどないので、電磁波とは区別して、電磁界という言葉で表現されることがあります。

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電磁波の種類と利用例

※東日本では、50ヘルツで送電していますので、発生する電磁波の周波数も50ヘルツです。したがって、波長は6,000km程度となります。

参考:波長と周波数の関係

  • 波長が長い⇒一定時間に振動する回数が少ない(周波数が少ない)⇒振動する速度が遅い

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波長が長い
  • 波長が短い⇒一定時間にたくさん振動する(周波数が多い)⇒振動する速度が速い

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波長が短い

ガウスとテスラという言葉を聞きますが、どう違うのですか?

両方とも電磁波の単位ですが、国際的にテスラに統一することになっています。

電磁波のうち、磁界成分に対する単位(磁束密度)として、以前より「G:ガウス」が使われてきました。しかし、1993年、新計量法によって、国際標準である「T:テスラ」を使用することが定められました。したがって、本ホームページでは、国際標準にあわせ、テスラを用いています。

ガウスとテスラの関係は、以下のようになっています。

1ガウス = 1,000ミリガウス = 100マイクロテスラ
1ミリガウス = 0.1マイクロテスラ

例えば、ある送電線からの電磁波が10マイクロテスラ※というのは、ガウスに直しますと100ミリガウスということになります。ミリガウスで数字を知りたい方は,マイクロテスラの数字を10倍して下さい。

※参考:電力設備電磁界対策ワーキンググループ報告書より

電力設備からの電磁波

電力設備からはどのくらいの電磁波が出ているの?

電力設備から出ている電磁波は、国際的なガイドラインと比較しても、小さいレベルです。

電力設備から電磁波が出ていますが、特別なものではなく、家電製品からも同じものが出ています。例えば、送電線から発生する磁界は、地上1.5mの高さで約10マイクロテスラ程度といわれています。これは国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドライン(50、60ヘルツで200マイクロテスラ)と比較しても十分に小さい値です。

また、送電線以外の電力設備の電磁波も居住環境ではガイドラインよりも小さいレベルとなっています。

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送電線の近くに住む子供は、白血病にかかりやすいと聞いたことがあるけど本当ですか?

世界中で、たくさんの研究が行われていますが、送電線からの電磁波と小児白血病の因果関係は認められていません。

多くの国や地域で、小児白血病と送電線の電磁波の関係について、送電線の近くに住む人を対象とした研究が行われ、いくつかの研究では、電磁波と白血病との関連を示唆する結論が出されました。しかし、ネズミなどを用いた実験では白血病の罹患率(発症率)が高まることはなく、ほとんどの研究では、電磁波と白血病との間に関連性は見られませんでした。

世界保健機関(WHO)では、これらの研究を総合的に評価して、 「小児白血病に関連する証拠は因果関係とみなせるほど強いものではない」 という見解を示しています。

また、多くの国で電気の消費量と白血病の発症率や死亡率との関係についての研究も行われていますが、それらの間にも関連性は見られていません。日本における販売電力量と白血病の罹患率を示しました。電力量が右肩上がりに増えているのに対して、白血病の罹患率はほぼ同じです。

日本の0-14歳の白血病罹患率の推移および販売電力量の推移

日本の0-14歳の白血病罹患率の推移および販売電力量の推移

白血病以外の病気も大丈夫ですか?

WHOでは、小児白血病以外の病気について「小児白血病よりも、さらに証拠が弱い」と結論付けています。

電磁波による健康影響が心配されるようになったのはなぜですか?

世界中で行われた研究の中に、健康影響との関連を示した研究があったからです。しかし、ほとんどの研究では影響が確認できず、国際機関などでは、健康影響との因果関係は見出せないという結論を出しています。

電磁波による健康影響が心配されるようになったのは、1979年に米国の研究者が、送電線に関係する電磁波と小児がんとの関連を示唆する研究結果を報告したことが発端となっています。日本では、送電線に関係する電磁波と小児白血病との関連を示唆したスウェーデンの1992年の研究結果がマスメディアに取上げられ、関心が高まりました。

1970年頃から30年以上にわたって、電磁波と人の健康との関連について、人や動物などを対象として、約1950件※1の研究が、世界各国で行われました。その結果、ごく一部の研究※2で、電磁波と小児白血病との関連が示唆されましたが、大部分の研究では、電磁波と健康への悪影響との関連は見られませんでした。

世界保健機関(WHO)は、2007年、これらの多くの研究結果を総合的に 判断して、電磁波と小児白血病との関連の証拠は弱く、因果関係とは見なせないという結論を出しています。

  • ※1 WHOの環境保健基準(クライテリア)238では、約1100件、IARCのモノグラムVol.80では、約850件の研究をリスク評価に用いている。
  • ※2 WHOの環境保健基準(クライテリア)238で白血病のリスク評価に用いたのは9件

表 電磁波問題として注目された主な研究と国際機関等の見解

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電磁波問題として注目された主な研究 国際機関等の見解
1979 米国:ウェルトハイマーとリーパー(コロラド大学)の研究

送電線に関係する電磁波と小児がんとの関連を示唆

1987 WHO:環境保健基準(クライテリア)No.69

5000マイクロテスラ以下では、有害な生物学的影響は認められない

1992 スゥエーデン:ファイヒティングとアールボム(カロリンスカ研究所)の研究

送電線に関係する電磁波と小児白血病との関連を示唆

1993 米国:エネルギー政策法に基づく大規模な研究プログラム、RAPID計画開始(~1999)
1996 米国科学アカデミー(NAS)の結論

居住環境での電磁波によって、がんや神経行動、妊娠・出産・発育に影響が生じることを示す一貫した証拠はない

1997 米国:リネ(米国立がん研究所)他の研究

送電線に関係する電磁波によって小児白血病のリスクが高まる証拠は示唆されない

1998 国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドライン:WHOが支持、欧州連合が加盟各国にガイドライン採用を勧告

人の健康を守るための限度値:50ヘルツで100マイクロテスラ、60ヘルツで83.3マイクロテスラ

1999 米国:RAPID計画の結果を受けた、国立環境衛生科学研究所(NIEHS)の結論

送電線や電気製品などに関係する電磁波による健康リスクを示唆する科学的証拠は弱い

2000 人を対象とした複数の調査結果を統合した分析(アールボム他、グリーンランド他)

0.3または0.4マイクロテスラ以上の電磁波で、小児白血病のリスクが高まる

2001 国際がん研究機関(IARC)の発がん性評価

送電線や電気製品などに関係する電磁波(磁界)について、グループ2B「発がん性があるかもしれない」に分類。(同じ分類に、コーヒーや漬物などがある)

2003 日本:兜(国立環境研究所)他の研究(文部科学省が助成)

0.4マイクロテスラ以上の電磁波によって小児白血病のリスクが高まる。

兜研究に対する文部科学省の評価

症例数が少なすぎる上に、電磁波以外の要因の扱いが不明。収集した情報の整理が不十分で、本研究の科学的価値は低い

2007 WHO:環境保健基準(クライテリア)No.237とファクトシートNo.322

電磁波と小児白血病との関連の証拠は弱く、因果関係とは見なせない

家電製品からの電磁波

テレビ、パソコン、電子レンジなど、家電製品からの電磁波はどのくらいですか?

家電製品の使用時に発生する電磁波の大きさは、国際機関のガイドラインの値を下回ることが確認されています。

家電製品使用時には、電磁波が発生します。家電製品の電磁波を測定した調査報告書※によると、測定した全ての家電製品や照明器具などで、電磁波による人の健康を保護するための国際的なガイドラインである、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)ガイドライン(50、60ヘルツで200マイクロテスラ)の値を下回っていることが確認されています。

※参考:
(財)家電製品協会 技術関連委員会
家電製品から発せられる電磁波検討ワーキンググループ:
2013年度 家電製品から発せられる電磁波測定(10ヘルツ~400キロヘルツ)調査
(財)家電製品協会HP

独立行政法人国立環境研究所:
環境省調査業務報告書 2004年度生活環境中電磁界に係る調査業務

※リンク先に記載されているICNIRPのガイドラインの値は1998年に作成されたガイドラインの値です。

独立行政法人国立環境研究所:環境省調査業務報告書
2004年度生活環境中電磁界に係る調査業務におけるデータを元に記載

家電製品から発生する電磁波による健康影響につきましては、日本電機工業会(JEMA)や各メーカーにお問い合わせください。

日本電機工業会(JEMA)のHP

家電製品からの電磁波が、人の健康に有害な影響を与えることはありませんか?

家電製品の使用時に発生する電磁波は、国際機関のガイドラインの値を下回っています。

家電製品使用時に、発生する電磁波は、測定した全ての家電製品や照明器具などで国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインの値を下回っていることが確認されております※。したがって、家電からの電磁波が健康に影響を及ぼすことはないと考えられます。

※参考:
(財)家電製品協会 技術関連委員会
家電製品から発せられる電磁波検討ワーキンググループ:
2013年度 家電製品から発せられる電磁波測定(10ヘルツ~400キロヘルツ)調査
(財)家電製品協会HP

独立行政法人国立環境研究所:
環境省調査業務報告書 2004年度生活環境中電磁界に係る調査業務

家電製品から発生する電磁波による健康影響につきましては、日本電機工業会(JEMA)や各メーカーにお問い合わせください。家電製品から発生する電磁波による健康影響につきましては、日本電機工業会(JEMA)や各メーカーにお問い合わせください。

日本電機工業会(JEMA)のHP

IHクッキングヒーターからはたくさんの電磁波が出ていていると聞いたけど、本当ですか?

IHクッキングヒーターから出る電磁波は、国際機関のガイドラインの値より小さくなっています。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターからは、電源と同じ周波数(50、60ヘルツ)の電磁波と加熱コイルの周波数(20~90キロヘルツ)の電磁波の2種類が発生しています。

電源と同じ周波数の電磁波は、他の家電から出ている電磁波と同じもので、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)では、50、60ヘルツの場合には200マイクロテスラをガイドライン値としています。一方、加熱コイルの周波数の電磁波については、ICNIRPでは、27マイクロテスラという値を示しています。

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周波数
(ヘルツ)
ICNIRPガイドライン
(マイクロテスラ)
電源など 60 200
50
加熱コイル 20,000~90,000 27

2013年度に行われた測定調査※によれば、IHクッキングヒーターから発生する電磁波は、これらのガイドラインに適合したものとなっています。 当社では、IHクッキングヒーターからでる電磁波はガイドラインと比較しても十分に低いと判断しており、安心してお使いいただけると考えております。

※参考:
(財)家電製品協会 技術関連委員会
家電製品から発せられる電磁波検討ワーキンググループ:
2013年度 家電製品から発せられる電磁波測定(10ヘルツ~400キロヘルツ)調査
(財)家電製品協会HP

IHクッキングヒーターから出る電磁波について、詳しくは日本電機工業会(JEMA)や各メーカーにお尋ね下さい。

日本電機工業会(JEMA)のHP

携帯電話の電磁波は、健康に悪影響を与えますか?

携帯電話は、使用する電磁波が人の健康に影響がないレベルになるように、法律に基づいて設計されています。

携帯電話から発生する電磁波は、通信に使われる電波です。したがって、送電線などから発生する電磁波とは異なる性質を持っています。 わが国では、電波が人の健康に影響を与えることがないように、電波防護指針を策定して規制しています。携帯電話端末および基地局のアンテナはこの法規制に基づいて、人体に影響を与えないレベルとなるように設計されています。

携帯電話から発生する電磁波について、詳しくは、総務省や各メーカーにお問い合わせ下さい。

総務省「電波利用」のHP

電磁波と健康

電磁波に過敏に反応して、具合の悪くなる人がいるそうですが、大丈夫ですか?

いくつかの研究が行われていますが、電磁波との関連はないとの見解が示されています。

いわゆる電磁過敏症といわれているもので、一部の人が「送電線、家電製品、携帯電話等による電磁波の影響で皮膚症状、頭痛、めまい、疲労などの症状が出る」と訴えているものです。

いくつかの研究が実施されておりますが、そのほとんどで、そのような症状と電磁波が関係しないことが示されています。それらの結果を評価して、世界保健機関(WHO)は、「電磁過敏症の症状は、電磁波のばく露と関連する科学的根拠はない。」という見解を示しています(ファクトシート296)。

参考:WHOファクトシート296公衆と衛生「電磁過敏症」(2005年12月)

子供や病気の人も、生活環境下の電磁波で影響を受けることはないの?

国際的なガイドライン値は、そのような人たちも配慮して設定されており、電力設備からの電磁波はそれよりも小さい値です。

送電線などから発生する電磁波には、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)や定めたガイドライン値よりも小さい値です。

このガイドライン値は、あらゆる年齢層、健康状態、特に影響を受けやすい人などを考慮して設定されています。具体的には、ガイドライン値は実験などにより影響を受けることがないと推定される値をさらに低くして設定されています。

ICNIRPガイドラインでは、有害ではない影響も含めて影響を受けないとされる値の5分の1の値をガイドライン値として設定しています。

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ガイドライン
法規則

電力設備からの電磁波に関する規制はありますか?

電気設備に関する技術基準により、電界は3kV/m(キロボルト/メートル)以下に、磁界は200μT(マイクロテスラ)以下に規制されています。

日本においては、電気設備に関する技術基準※1により、電力設備から発生する電界と磁界に制限値が定められています。

電界については、送電線の下の地表から1mの高さで3kV/m(キロボルト/メートル)以下となるようにしなければならないことが定められています。この値の根拠は、電界による刺激の防止で、国際的に見ても厳しい基準となっています。

磁界については、電力設備※2のそれぞれの付近において200μT(マイクロテスラ)以下となるようにしなければならないことが定められています。 この値は、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインの制限値を採用したものです。

  • ※1 電気設備に関する技術基準を定める省令第27条、第27条の2(H23改正)
  • ※2 送電線、配電線、変電所など

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電界
(kV/m:キロボルト/メートル)
磁界
(μT:マイクロテスラ)
ICNIRPの
ガイドライン
50ヘルツ 5 200
60ヘルツ 4.2
日本の基準 3 200

外国では日本より厳しく規制されていると聞きましたが、本当ですか?

"念のために"という考え方で、国際的なガイドラインよりも低い値を定めている国もありますが、WHO(世界保健機関)はそれに批判的です。

スイスやイタリアなど一部の国で、"念のために(プレコーション)"という考えで、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインより厳しい値の基準値を設定しています。

しかし、それに対してWHO(世界保健機関)は、「現在の科学的根拠に基づいた基準値(ばく露制限値)よりもさらに厳しくすることは、科学と基準値の信頼性を損なうものである」と述べて、批判しています。

下の表にいくつかの国の基準値を示します。欧州の一部の国では 1998年に作成されたICNIRPのガイドラインに基づく基準値を設定しており、日本では、2010年に改訂されたICNIRPのガイドラインに基づく基準値を設定しています。

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国名 電界 磁界
キロボルト/メートル
(kV/m)
マイクロテスラ
(μT)
ICNIRPの
ガイドライン(2010)
50ヘルツ 5.0 200
60ヘルツ 4.2
基準 日本 3 200
ドイツ 5 100※1
イタリア 5 100※1
3(念のため政策に基づく制限値)※2
スイス 5 100※1
1(念のため政策に基づく制限値)※2
フランス 5 100※1
ガイドライン オーストラリア 5 100※1
英国 5 100※1
勧告 スウェーデン 5 100※1
  • ※1 1998年に作成されたICNIRPのガイドラインに基づく値
  • ※2 イタリアやスイス等では、住宅や病院、学校など特に気を配ることが必要と考えられる場所において、「念のため政策」に基づいた制限値(イタリア:3μT、スイス:1μT)を設定しています。注:米国は国の規制はなく、州ごとに異なる基準値を定めています。
電磁波対策

送電線から電磁波を浴びないようにすることは出来ませんか?

送電線からの電磁波を0(ゼロ)にすることは出来ませんが、離れることで急激に小さくなるため、生活する環境では、健康に影響がないレベルにまで小さくなっています。

送電線からの電磁波をなくすことはできません。また、特殊な金属で家全体を完全に覆えば、送電線など外部からの電磁波を浴びないようにすることは可能ですが、現実的ではありません。

しかし、電磁波には距離が離れれば急激に小さくなるという性質があります。送電線は高い位置に架線されているため、私たちが生活する環境では、国際的ガイドライン(50、60ヘルツで200マイクロテスラ)よりも小さいレベルになっています。

参考

磁界レベルの分布図の一例を示します。送電線から離れるほど磁界レベルは小さくなります。磁界の大きさは、電流の大きさや、電線の位置などによって変化します。

送電線周辺における磁界の測定値

(電気事業連合会 調べ)

【測定結果】

  • 送電線周辺の磁界の強さ(測定値)は、国の定める規制値200マイクロテスラに対して、最大でも約7マイクロテスラ(規制値の約1/25)です。
  • 送電線から離れるに従い、磁界は弱くなっています。

【測定概要】

  • 01.目的
    送電線周辺の磁界の強さ(磁束密度)が、国の定める「電気設備に関する技術基準を定める省令」の規制値(200マイクロテスラ)に対してどの位の強さなのかを確認するために、磁界の強さを測定しました。
  • 02.測定時期
    2012~28年(各年の7~9月)

    ※2013年は、全国的な調査を実施しておりません。

  • 03.測定場所
    全国の517地点で、1,693箇所を測定しました。
  • 04.測定方法
    「電気設備の技術基準の解釈」に従い、日本工業規格JIS C 1910:2004に準拠した磁界測定器を使用し、地面から1mの高さを測定しました。

    ※鉄塔写真はイメージです。実際の測定場所とは関係ありません。

鉄塔が大きいほど、発生する電磁波も大きいのですか?

送電線から発生する電磁波は、鉄塔の大きさには関係しません。

送電鉄塔は、送電線を上空に支える設備です。よって、送電鉄塔そのものから電磁波が発生することはありません。 送電鉄塔は、送電線の数量や周囲の地形、使用電圧などによって形状、高さなどの構造が決定されます。

しかし、電磁波は電圧の大きさではなく、電流の大きさに関係するため、送電鉄塔が大きいからといって、一概に電磁波も大きいということではありません。

電柱の上にある円筒状のものは何ですか? そこからも電磁波は出ていますか?

柱上変圧器といって、各家庭に電気を送るために、電圧を変更する装置です。

変圧器から発生する電磁波は、国際的なガイドラインの値に比べて十分に小さいものです。

柱上変圧器は、主に配電線の電圧(主に 6,600 ボルト)を、家庭や事務所等で使用する電圧(100 または 200 ボルト)に変更する(変圧と言う)ために用いられています。

電柱の上に設置されている変圧器から発生する電磁波は、電線(配電線)から発生する電磁波と合わせても1.13マイクロテスラ※程度で、国際的なガイドラインの値(200マイクロテスラ)よりもずっと小さくなっています。

※参考:原子力安全・保安部会電力安全小委員会:
電力設備電磁界対策ワーキンググループ報告書より

送電線を地中化したら、電磁波は出なくなりますか?

いいえ,送電線を地中に埋めても電磁波を閉じ込めることはできないため、一概に磁界レベルが小さくなるわけではありません。

送電線を地中化しても、電磁波を閉じ込めることは出来ませんが、地中化する際に複数の電線をコンパクトに設置することによって、磁界の打消し効果が期待できます。

しかし、地表付近の磁界レベルを考慮した場合には地中化された送電線との距離が近くなる可能があり、一概に磁界レベルが小さくなるとはいえません。

関西電力送配電では、電力設備から発生する電磁波について、どのような取組みをしていますか?

電力設備から発生する電磁波による健康への影響に関する国内外の最新情報を収集・提供し、要望に応じて、電磁波の測定を行うなど、お客さまの不安を軽減に努めています。

電力設備からの電磁波について、関西電力送配電では以下のことに取り組んでいます。

電磁波に関する情報の収集

世界中で行われている研究の内容や結果、あるいは、電磁波に関する専門機関の活動や評価について、最新の情報を収集しています。

電磁波に関する研究(細胞実験)

細胞中にある「がん遺伝子※」が、電磁波によって、増えたり、活性化したりすることがあるかどうか、実験を行い、生活環境よりも遥かに大きい(実験では500マイクロテスラ以下)電磁波でも、細胞のがん遺伝子の発現に影響を及ぼすことはないことを確認しました。

※がん遺伝子:がんを発生や促進に関係すると考えられている遺伝子のこと

コミュニケーション

情報収集や研究を通じて得た情報を、ホームページなどを通じてお客さまに発信しています。

電磁波測定

ご要望に応じて、送電線など関西電力送配電の設備から発生する電磁波の測定を無料で実施しております。

ご希望のお客様は、お客さまのお名前、ご住所、お電話番号(平日の昼間に連絡可能な番号)、電磁界の測定を希望される場所とともに、以下からお問い合わせ下さい。最寄の事業所から、お客さまと日程などを調整させていただいた上で、電磁界の測定を実施させていただきます。

お問い合わせはこちら

注意事項

  • 対象設備が当社設備でない場合は、測定しかねます。
  • 測定場所の所有者に磁界測定を実施する旨、事前承諾を得ていただく必要があります。
  • 磁界測定は、基本的に平日の就業時間内となります。

関連リンク:電磁波による健康影響に関する関西電力送配電の見解

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