「電磁界」とは
「電界」の単位はキロボルト毎メートル(kV/m)またはボルト毎センチメートル(V/cm)です。
「磁界(磁束密度)」の単位はテスラ(T)です。
過去にはミリガウス(mG)またはガウス(G)が用いられていました。
キロとかミリとかややこしいですね。
これは、重さの単位グラム(g)でおきかえるとわかりやすくなります。
1ミリグラム(mg)は1,000分の1グラム(g)ですよね。
1キログラム(kg)は、1,000グラム(g)ですよね。
そうです。基本的な単位(重さの場合は グラム(g))の前につく"ミリ m"は1,000分の1を表し、"キロ k"は1,000倍を表しているのです。("マイクロ μ"は、基本単位の100万分の1のことです。)
フリックしてご覧ください。
「電界」
1kV/m = 1,000V/m
1kV/m = 10V/cm
「磁界」
1G = 1,000mG
1mG = 0.001G
磁界(磁束密度)の公式な単位はテスラ(T)です。ただし、過去から用いられてきたミリガウス(mG)などがなじみがあるかもしれません。
テスラとミリガウスの関係は次に示す通りです。
1T = 10,000G
1μT = 0.01G = 10mG
( 1マイクロテスラ ) ( 0.01ガウス ) ( 10ミリガウス )
身の回りの電界や磁界は下の図のとおりで、電力設備の「電磁界」の大きさは、身近な家庭電化製品と同じくらいです。
電気を送っている送電線などの電力設備のまわりにも電磁界があります。
その大きさは、送電線下地上1mにおいて、
「電界」は最大でも 3kv/m(キロボルト・毎・メートル)
「磁界」は最大でも 10μT(マイクロテスラ)程度で家庭電化製品のまわりの電磁界と同じくらいです。
また、電磁界の大きさは、距離が離れると急激に小さくなります。
いろいろな電磁界レベル
フリックしてご覧ください。
- ※1 時間的に変化の少ない静電界です。
- ※2 時間的に変化の少ない静磁界です。
電磁波