プレスリリース

　株式会社ニュージェック（以下「ニュージェック」）、関西電力送配電株式会社（以下「関西送配電」）およびデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社（以下「DTFA」）は、独立行政法人国際協力機構（以下「JICA」）から、「ネパール国統合的電力システム開発計画プロジェクト」業務を受託し、本日、契約を締結いたしました。

　南アジアのヒマラヤ山脈地帯に位置するネパール連邦民主共和国（以下、｢ネパール国｣）は豊富な水力資源を有しているものの、急増する電力需要に電源・系統開発が追い付いておらず、雨量の少ない乾期は発電量が低下して停電が発生する状況にあります。
　このため、現在、ネパール国では、エネルギー安全保障の観点から、他国からの電力輸入に頼らない新規の電源開発を志向し、中長期の電力システム(電源・系統)の体系的整備および将来の目標と戦略を示した電力開発計画の策定を進めることとしています。さらには、電源開発計画の実現に向けた各関係機関の適切な組織構造や責任と権限、パートナーシップの構築にも取り組んでいく予定です。

　本業務は、統合的電力システム開発計画（電源開発、国際連系を含む送電開発計画、資金調達方法）の策定、その手法に係る技術移転および各関係機関の連携促進への支援を通じて、計画実現に寄与することを目的としています。

　３社による共同企業体は各社の知見と技術力を活かし、ネパール国の電力システムにかかる課題解決に貢献してまいります。

以　上

• 別紙：「ネパール国統合的電力システム開発計画プロジェクト」業務の概要［213,465B］