英国放射線防護局(NRPB)

極低周波数(ELF)電磁界とがんのリスク(2001年3月)

著名な疫学者であるリチャード・ドール卿を座長とする英国放射線防護局専門家諮問部会(AGNIR)が、電磁界の曝露により生じるがんのリスクを総合的に評価。

英国放射線防護局(NRPB)とは・・・
英国において放射線防護に関する情報提供と助言を行う機関

報告書の結論の要旨

  • 実験室における研究では、極低周波数電磁界ががんを引き起こすことを示す十分な証拠は得られておらず、ヒトを対象とした疫学研究でも、一般に極低周波数電磁界ががんを引き起こすことは示唆されていない。
  • 高レベルの電力周波数磁界への長期間の曝露と小児白血病のわずかなリスクとの間に関連があることを示す疫学的証拠がいくつかある。ただし、そのような磁界が小児白血病を引き起こすという確固とした結論を正当化するほどには、疫学的証拠は現時点では強くない。

英国放射線防護局(NRPB)のwebサイト

電磁界に対する専門機関の評価など 一覧