需給バランスによる出力制御について
需給バランスによる出力制御とは
電気が需要以上に発電されて余った時に発生するのが「需給バランス制約による出力制御」です。電気の需要と供給を一致させるためには、需要に合わせて市場で取引された電源等を動かすとともに、常時変動する需要に合わせて、電気の安定供給に必要な電源を調整することで需給バランスを維持しています。
近年では、再生可能エネルギーの導入が進んだことにより、需要が少ない時期などには、火力発電の出力の抑制や地域間連系線の活用等により需給バランスを調整した上で、それでもなお電気が余るおそれがある場合に再生可能エネルギーの出力制御を行っています。
(経済産業省 資源エネルギー庁「なるほど!グリッド 出力制御について」を基に作成)
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト
<参考>太陽光発電および風力発電の出力制御見通しについて
太陽光発電および風力発電の出力制御見通しについて、総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会 系統ワーキンググループに報告しました。
なお、出力制御の見通しは、前提と同様の条件が揃った場合に発生するため、実際に発生する出力制御の時間数等については、電力需要や電源の稼働状況等によって変動することや、あくまでも試算値であり、弊社が上限値として保証するものではありません。
出力制御の短期見通し
出力制御の長期見通し
同ワーキンググループにおいて、出力制御見通しを算定した際のシミュレーション結果につきましては以下のとおりです。
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