優先給電ルールについて
(1)優先給電ルールとは
優先給電ルールとは、需要と供給のバランスを一致させるために、需要の変動等に応じて稼働中の電源等に対する出力制御の条件や順番を定めたものです。
(2)優先給電ルールに基づく出力制御等の順位
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則」および電力広域的運営推進機関の「送配電等業務指針」(経済産業省が認可)に定められている同ルールは以下のとおりです。
1
一般送配電事業者が調整力としてあらかじめ確保した「発電機の出力抑制」・「揚水式発電機の揚水運転」および一般送配電事業者からオンラインで調整ができる「発電機の出力抑制」・「揚水式発電機の揚水運転」
2
一般送配電事業者からオンラインで調整できない火力電源等の発電機の出力抑制および揚水式発電機の揚水運転
3
長周期広域周波数調整(地域間連系線を活用し供給エリア外への供給)
4
バイオマスの専焼電源の出力抑制(地域資源バイオマス電源を除く)
5
地域資源バイオマス電源の出力抑制(燃料貯蔵や技術に由来する制約等により出力抑制が困難なものを除く)
6
自然変動電源(太陽光・風力)の出力抑制
7
電気事業法に基づく電力広域的運営推進機関の指示(需給状況の悪化時の指示)
8
長期固定電源の出力抑制
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