避難するときの注意点

災害が起きた時や停電が発生した時に、家の外へ避難する際の注意点をご紹介します。災害時には、通常では起こらない危険が潜んでいるため、落ち着いて行動しましょう。

切れたり垂れ下がったりした電線にはさわらない

感電するおそれがあり危険なので、切れた電線や垂れ下がった電線には近づかず、絶対にさわらないでください。また、電線に木や看板、アンテナなどが触れていたり、電柱が傾いたりしていたら、当社までご連絡ください。

避難する前に、ブレーカーを落とす

地震が起きても、電気設備に異常がなければ電気は各家庭に送り続けることになります。電気の消し忘れによる事故を防ぐため、家の外に避難する場合は、分電盤のブレーカーは切ってから出るようにしてください。ガス栓なども閉めましょう。

また、災害の時以外でも、長期間、家を不在にする場合は、ブレーカーを切っておくとより安心です。

避難先から家に戻ったら、異常がないか確認

まずは電気器具やガス器具などに異常がないかどうかを点検。ブレーカーも、一つずつ確認しながら入れるようにしましょう。すべてブレーカーを入れ終わった後に、抜いていた電気機器のプラグを入れてください。

万一、何か異常を発見したら、不用意にさわらないようにしてください。必ず、電気・ガス会社などに連絡し、点検してもらいましょう。

その他の注意点

災害時には、通常では起こらない危険が潜んでいます。落ち着いて行動してください。

避難にあたって

あわてず、警察や消防、自治体などの指示に従って避難してください。単独行動はせず、家族や近所の人達とできるだけ一緒に動くようにしましょう。

また、避難をしている途中に戻るのは危険です。忘れ物などがあっても、状況が落ち着き、安全が確認されるまでは戻るのはさけましょう。

移動について

ビルやマンションの中にいる場合、エレベーターや自動ドアなどは動かなくなることがあります。階段などを使って移動するようにしましょう。また、万一エレベーターの中に閉じ込められてしまった場合は無理に出ようとせず、救助が来るのを待つようにします。

自動車やバイク等は使用せず、徒歩で避難(渋滞を引き起こし、消火や救助活動の妨げになることもあるため)。

移動時は経路にも注意しましょう。狭い路地や塀の近く、崖下など危険そうな場所は通らないようにしてください。

服装や持ち物

頭上から物が落ちてくることがあるので、ヘルメット、防災ずきんなどで頭を守りましょう。服装もなるべく身軽で動きやすいものに。靴も平底で歩きやすいもの、丈夫なものを選んでください(地面に物が飛び散っているなど、ケガをしやすいので、急いでいても素足で出るのはさける)