蓄電池向け監視制御システム
「K-LIBRA」のSaaS事業
関西電力送配電は、アグリゲーター事業者さまに蓄電池向け監視制御システム「K-LIBRA」をSaaS(Software as a Service)提供いたします。
「K-LIBRA」は、蓄電池を制御し需給調整力の供出が可能であることに加えて、各種電力市場(需給調整市場、卸電力取引市場および容量市場〔長期脱炭素電源オークション〕等)に応じた蓄電池の制御が可能であり、アグリゲーター事業者さまの新たな蓄電池関連事業や脱炭素の取組みを支援するシステムです。
システム構成
- ※1:「K-LIBRA」は、クラウドシステムもしくはオンプレシステムの形態にて提供いたします。
- ※2:プラットフォームの略。ソフトウェアやハードウェア、サービスを動かすための基盤となるものです。
- ※3:インターフェイスの略。ソフトウェア間等の情報伝達の接続部を指します。
- ※4:ゲートウェイの略。リソース制御やリソース監視情報の収集を担う中継機器を指します。
K-LIBRAの強み
- 電力制度への
深い知見 -
- 関西電力送配電の本来業務である電力系統の運用で培った各種電力市場への知見の深さを活かし、各種電力市場で求められる複雑な制御に対応できるシステムを提供します。
- なお、本事業においては、託送関連情報等の非公開情報を取扱わず、一般送配電事業者のシステムとの接続協議等に関して、一般送配電事業者は本システムと他社のシステムを公平に取扱います。
- 知財に守られた
プラットフォーム -
- 蓄電池の制御に関する多数の特許で保護された制御システムです。
- 多様な蓄電池へ対応
-
- これまでの実証等を通して、様々な蓄電池ベンダーとの接続実績があります。
- 蓄電池との接続においては、日本電機工業会(JEMA)と共に策定した需給調整にかかる業界標準通信プロトコルを採用しており、今後、様々な蓄電池との接続が容易になることが期待できます。
- 豊富な実績
-
- 「K-LIBRA」は、これまで経産省が進めるVPP構築実証事業等を通して、関西電力送配電が開発・構築してきたシステムであり、1万台規模の家庭用蓄電池や産業用蓄電池を秒単位で一括監視制御(アグリゲーション)した実績があります。
お問い合わせ先
関西電力送配電株式会社 企画部 新規事業グループ
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号
E-mail:
トピックス
- 2024年3月25日
- 蓄電池向け監視制御システム「K-LIBRA」によるSaaS事業の開始について
関連プレスリリース
- 2017年7月14日
- 平成29年度バーチャルパワープラント構築実証事業への参画について
- 2017年7月14日
- 家庭用蓄電池を活用した周波数制御技術に関する取組みの開始について
- 2018年5月30日
- 平成30年度バーチャルパワープラント構築実証事業への参画について
- 2018年12月17日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験の実施について
- 2019年5月22日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験の結果について
- 2019年11月29日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験の実施について
- 2020年3月25日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験および独自検証の取り組み結果について
- 2020年6月1日
- 令和2年度バーチャルパワープラント構築実証事業への参画について
- 2020年11月30日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験および独自検証の実施について
- 2021年3月22日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験および独自検証の取組み結果について
- 2021年3月23日
- 蓄電池を活用したVPP(バーチャル・パワー・プラント)実証試験
- 2022年2月25日
- 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験の取組み結果について
- 2022年5月30日
- 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業への参画について
- 2023年3月22日
- 蓄電池の更なる活用に向けた周波数制御技術に関する実証試験の取組み結果について
会社情報メニュー