プレスリリース

送電線に近接する樹木の保安伐採業務等に関する調査結果

2022年6月13日
関西電力株式会社
関西電力送配電株式会社

 関西電力株式会社(以下、関西電力)は、グループ会社である関西電力送配電株式会社(以下、関西電力送配電)において、送電線に近接する樹木の保安伐採業務で不適切な処理(6件)が判明したことを踏まえ、コンプライアンス委員会において、詳細な調査を実施することとしました。

2021年9月14日お知らせ済み)

 関西電力は、本日、コンプライアンス委員会から、保安伐採業務等に関する調査報告書を受領しました。

 今回の調査は、保安伐採業務における不適切処理の方法を網羅的かつ客観的に調査するとともに、その原因究明と再発防止対策の提言を行うことを目的に実施されました。調査の結果、前回に加えて、20件の不適切処理が、また、伐採以外の業務で3件の不適切処理が判明しました。
 今回の事態について、重く受け止めており、改めて心からお詫び申し上げます。

 不適切処理の本質的な要因として、

  • ・樹木が送電線に接触するまでに伐採を実行するという時間的制約
  • ・補償料に係る交渉余地の乏しい算定基準
  • ・事態を打開するための実効的な手段の乏しさ

という伐採交渉業務に内在する構造的な問題が指摘されています。
 関西電力送配電は、こうした指摘を真摯に受け止め、本報告書における提言を踏まえ、二度とこのような事態が起こらないようこれまでに取り組んできた再発防止対策に新たな取組みを追加し、徹底してまいります。 

 当社グループは、コンプライアンスを最優先にする企業風土の醸成を目指し、社会の皆さまからの信頼回復を成し遂げられるよう、引き続き、全力を尽くしてまいります。

※法令(電気設備技術基準)に基づき、送電線と樹木の離隔を保持するため、樹木所有者(地権者)に承諾を得た上で協力会社に伐採業務を委託するとともに、地権者に補償料を支払っている。

以 上

誤記により、調査報告書および別紙の一部を差し替えています。(6/27お知らせ