
500kV送電線系統の運用容量拡大について
~再生可能エネルギーの導入拡大等に貢献~
2021年12月27日
関西電力送配電株式会社
当社は、2019年6月から「新綾部線系統変更工事」を実施し、2020年3月に完了しました。また、2021年6月から「北大和線南京都変電所引込変更工事」を実施し、2021年12月24日に完了しました。これにより500kV(キロボルト)送電線の系統変更が完了し、送電線の運用容量が拡大しましたのでお知らせします。
これらの工事は、再生可能エネルギー電源の連系増加や全国的な電力取引の活性化等に伴い、当社の供給エリア内を東西に流れる電気が増加することが想定されたことから、運用容量を拡大するために行ってきたものです。
今回実施した「新綾部線系統変更工事」および「北大和線南京都変電所引込変更工事」により、送電ルートが増えたことで、500kV送電線系統の東西方向の運用容量が、510万kWから830万kWに拡大しました。これにより、ゼロカーボン化に向けた再生可能エネルギーの導入拡大、全国的な電力取引の更なる活性化に貢献できると考えています。
なお、「新綾部線系統変更工事」に係る工事費用は、既存の送電線を活用した系統変更を行うことで、当該区間における送電設備を新たに建設する場合と比べ、約10分の1となりました。
今後も引き続き、電気を安全かつ安定的にお届けし、社会の皆さまの暮らしを支えるという大切な使命を果たしてまいります。
以 上