社長あいさつ

公正・誠実な事業活動への決意。
そして、皆さまのお役に立ち続ける存在へ

 関西電力送配電株式会社は、電気事業法改正に伴い、関西電力株式会社から分社した一般送配電事業者として、2020年4月に事業を開始しました。
 当社は法の精神にのっとり、公正・誠実を事業活動の根本として、社会とお客さまのご期待に応えてまいります。

 2023年度に開始した新たな託送料金制度は、カーボンニュートラル社会実現のための再生可能エネルギーの拡大、激甚化する自然災害に対するレジリエンス強化などを支える次世代ネットワークの構築および設備の高経年化が進む中で、効率的な送配電設備の構築・運用を両立させることが目的です。当社はこの制度の下、ステークホルダーの皆さまからのご意見を踏まえて策定した「事業計画」を着実に進め、安全・安定的に低廉な価格で電力をお届けするという変わらぬ使命を果たしてまいります。

 さらに、送配電事業で培った強みを生かして新規事業や国際事業にも果敢に挑戦し、子会社の株式会社かんでんエンジニアリングや関電サービス株式会社と共にグループ全体で成長するとともに、電気の託送事業にとどまらず、お客さまや社会に新たな価値を提供する“エネルギープラットフォーマー”へと進化し続けてまいる所存です。

 私たちは、お客さまや社会の皆さまにとっての「『あたりまえ』を守り、創る」という存在意義のもと、安全を守り抜くことのみならず、法令等の厳守をはじめとした公正・誠実な事業活動を前提に、お客さまや社会の皆さまのお役に立ち続けてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

関西電力送配電株式会社 代表取締役社長 白銀隆之

※エネルギープラットフォーマーとは、当社の持つデータ、設備(電力設備)、取引(電力にとどまらない新たな価値取引)、ヒューマン(人財、技術ノウハウ)の各プラットフォームを深化・拡大・組合せ、お客さまや社会にとって、最適なモノ・サービス・取引機会を繋ぎ、新たな価値提供を行う事業体