混雑緩和プロセスについて
1.お知らせ
現在お知らせはございません。
2.混雑緩和プロセスの概要
混雑緩和希望者提起による系統増強プロセス(以下、「混雑緩和プロセス」といいます。)とは、一般送配電事業者及び配電事業者の費用便益評価を基に増強実施の判断がなされなかったローカル系統に対して、混雑緩和希望者の提起により系統増強を行うプロセスのことであり、増強対象区間に連系する追加混雑緩和希望者を募り、増強工事を進めるプロセスとなります。
<混雑緩和プロセスの概要フロー>

出典:電力広域的運営推進機関
3.混雑緩和プロセスの対象電源
混雑緩和プロセスに参加できる電源(申込み又は応募ができる電源)は「ローカル系統」及び「高圧以上の配電系統」に連系している(既に連系している又は連系承諾の通知を受けている)ノンファーム型接続の契約を有する電源となります。
ただし、次の①~④のいずれかに該当する場合は、混雑緩和プロセスに参加できません。
- ①未連系の電源であって連系承諾の通知を受けていない場合
- ②基幹系統(275kV,500kV)又は低圧の配電系統に接続している場合
- ③混雑緩和プロセス適用可能系統又は当該系統の下位系統に接続していない場合
- ④ノンファーム型接続の契約を有していない場合
4.混雑緩和プロセスが適用できる系統
混雑緩和プロセス適用可能系統は、混雑実績(ローカル系統の混雑管理方法による出力制御実績)のあるローカル系統となります。
具体的には次の①~③を除く特別高圧の系統となります。
- ①基幹系統(275kV,500kV)の送変電等設備(変圧器については、一次電圧による判断となります。)
- ②配電用変圧器及び特別高圧の配電設備
- ③アクセス線(発電設備等の設置場所から既設送電系統の連系点までの間に設置する設備)
当社系統における系統混雑による出力制御実績については再給電方式に関する情報公表をご確認ください。

5.混雑緩和プロセスの留意事項
- 混雑緩和プロセスに参加した電源は、当該混雑緩和プロセスにより増強を行った系統においても、ノンファーム型接続として取り扱います(ファーム型接続への変更はありません。)。
- 混雑緩和プロセスにより増強を行った系統において、系統混雑が緩和されたとしても、増強完了後の系統状況変化(需要の変化、他の電源の連系等)により、系統混雑の状況が変化する可能性があります。また、当該混雑緩和プロセスにより増強を行った系統において混雑に伴う出力制御を行う場合であっても、出力制御ルールにおける取扱いに変更はなく、当該混雑緩和プロセスに参加した電源が、参加しなかった電源より有利に取り扱われることはありません。
- 混雑緩和プロセスに参加した電源は、当該混雑緩和プロセスによる増強を行わなかった他のローカル系統や、基幹系統の混雑に伴う出力制御を行う場合も、出力制御の対象となります。また、需給制約による出力制御の取扱いは変わりません。
- 混雑緩和プロセスの開始申込みを行った混雑緩和希望者及び応募を行った追加混雑緩和希望者が、広域機関の送配電等業務指針等に違反した場合その他当該プロセスの公平性又は透明性を阻害する行為等を行った場合は、当社は、当該混雑緩和希望者等を混雑緩和プロセスから辞退したものとして取り扱います。
- 当社は、混雑緩和希望者等が提出した資料を混雑緩和プロセスの遂行及び当該混雑緩和プロセス完了後の系統増強工事以外の目的で使用いたしません。なお、同資料については混雑緩和希望者等へ返却いたしません。
6.混雑緩和プロセスの実施エリア
現在開始している混雑緩和プロセスはありません。
スライドしてご覧ください。
対象 エリア |
対象 設備名 |
プロセス 開始日 |
募集 | 応募申込 | 募集結果 通知 |
補償契約 締結 |
詳細検討 | 工事費 負担金 締結 |
工事費 負担金 支払 |
プロセス完了 | 同一区間への 再度の申込み |
備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
受付 開始日 |
受付 締切日 |
件数 | 通知日 (予定) |
締切日 (予定) |
回答日 (予定) |
回答 件数 |
締切日 (予定) |
締切日 (予定) |
完了日 (予定) |
件数 | 完了 状況※ |
申込可否 | |||||
再開時期(予定) | |||||||||||||||||
例 | A線 | ●年 ●月●日 |
実施 | ●年 ●月●日 |
●年 ●月●日 |
● | ●年●月 | ●年●月 | ●年●月 | ● | ●年●月 | ●年●月 | ●年●月 | ● | (a-1) | 当分不可 | |
●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | ●年●月頃再開 | |||||||||||
例 | B 変電所 |
●年 ●月●日 |
省略 | - | - | - | - | - | ●年●月 | - | ●年●月 | ●年●月 | ●年●月 | - | (b-2) | 可 | |
●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | ●旬頃 | - |
- <※プロセス完了状況>
-
- (a-1):募集を「実施」した上でプロセス「成立」で完了した場合
- (a-2):募集を「省略」した上でプロセス「成立」で完了した場合
- (b-1):募集を「実施」した上でプロセス「不成立」で完了した場合
- (b-2):募集を「省略」した上でプロセス「不成立」で完了した場合
7.混雑緩和プロセスのお申込み
各お申込みについては、下部の「お問い合わせ先」よりお願いいたします。
事前照会
- 【受付条件】
- □提出書類: 事前照会申込書[59,428B]
- 【留意事項】
-
-
混雑緩和プロセスの申込条件に該当する必要があります。
なお、申込条件については、「3.混雑緩和プロセスの対象電源」および「4.混雑緩和プロセスが適用できる系統」をご確認ください。
-
混雑緩和プロセスの申込条件に該当する必要があります。
概要検討
- 【受付条件】
- □提出書類: 概要検討申込書[57,372B]、事前照会回答書(写し)
- □検討料の入金:20万円(税抜)
- 【留意事項】
-
- 事前照会の結果、「概要検討への申込みが可能」である旨の回答を受領している必要があります。
- 概要検討の受付日が事前照会の回答日から原則2か月以内である必要がございます。
- 概要検討の受付日とは、「提出書類内容の不備なし」または「検討料の入金」がなされた、どちらか遅い方の日となります。
プロセス開始申込み
- 【混雑緩和希望者の受付条件】
- □提出書類: 混雑緩和プロセス開始申込書[58,563B]、概要検討回答書の表紙(写し)、負担可能上限額申告書(募集省略の場合は不要)
- □保証金の入金
- 【留意事項】
-
- プロセスの受付日が概要検討の回答日から原則1か月以内である必要がございます。
- プロセスの受付日とは、「提出書類内容の不備なし」または「保証金の入金」がなされた、どちらか遅い方の日となります。
- 【追加混雑緩和希望者の受付条件】
- □提出書類: 応募申込書[54,748B]、負担可能上限額申告書
- □保証金の入金
- 【留意事項】
-
- 受付日が、募集期間内である必要があります。
- 募集期間は、応募受付開始日から原則2か月間となります。
- 受付日とは、「提出書類内容の不備なし」または「保証金の入金」がなされた、どちらか遅い方の日となります。
8.その他
混雑緩和プロセスの制度概要等については電力広域的運営推進機関のホームページのこちらを
参照ください。
9.お問合せ先
関西電力送配電株式会社 託送営業部
ネットワークサービスセンター
「[4]その他 → [2]高圧」をお選びいただき「混雑緩和プロセスに関する問合せ」と
お伝えください。
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