おくりんの電気教室

電気の道

発電所でつくられた電気は、「送電線」「変電所」「配電線」などいろいろな設備を通って、みなさんの家まで届けられています。家のあかりがついたり、テレビを見ることができたり、エアコンがついたりするのは、みなさんの家1軒1軒(いっけんいっけん)に電気が届いているからなんです。

電気の道について
電気の道について

みなさんの家のテレビやエアコンなどを動かしている電気は、いったいどこから来ているのでしょうか。実は、遠く離れた発電所から、長い長い道を通ってやって来ています。

発電所でつくられた電気は「送電線」を通って「変電所」まで運ばれます。
発電所でつくられた電気は、電圧(電気を送ろうとする力)がとても大きいので、変電所で段階的に下げていきます。

変電所で大きさを調節された電気は「配電線」を通って運ばれます。このとき、電柱の上にあるバケツのような形をした「柱上変圧器(ちゅうじょうへんあつき)」という機器を通り、ここでさらに電圧を下げます。

こうやってみなさんの家に届くころには、家電製品等が使える電気になっているんですね。

おくりんからのコメント

発電所から家まではとても長い道のりですが、発電所で作られた電気が家に届くまでは、あっという間!電気の速さは光の速さと同じくらいなので、1秒間に地球を7周半回るくらいのものすごい速さなんです。
今、みなさんが使っている電気は、たった今、遠くはなれた発電所で作られたものだと考えると、ちょっと不思議ですね。